ハッカビーズ i ♥ huckabees
前略、元気ですか?
『ハッカビーズ』という映画を見て来ました。
と、言っても、実は見たのは先週のこと。『サマー・タイムマシン・ブルース』と同じ日に見たんだ。その日は何はともあれ、『サマー・タイムマシン・ブルース』は見ると決めていて、時間があれば、『メゾン・ド・ヒミコ』か、『ハッカビーズ』を見ようと思っていたんだよね。ところが、公開初日の、『メゾン・ド・ヒミコ』の混み具合に怖れをなして、こっちを見ることにした、というわけです。
今回、僕は、何回もこの映画の予告編を見ていました。で、なんだか楽しそうな、コメディかな、と思っていたんだけど、コノ映画を見た人達の感想を読むと、どうも違うらしい。
いかにもジュード・ロウ主演のような宣伝をしているけど、ジュードはどちらかと言うと脇役(゜o゜)
■今日も映画、明日も映画♪ : 『ハッカビーズ』
→ http://ameblo.jp/preview-film/entry-10003695803.html
明るいデパート物語と思ったら大間違い。
「ソフィーの世界」ならぬ「ハッカビーズの世界」(?)
■シネマクロニクル : ハッカビーズ
→ http://marsha.jugem.cc/?eid=104
という感じ。
なんだか、僕の好きそうな映画でしょ?
■公式サイト
→ http://www.huckabees.jp/
どんな話かと言うと・・・、と、公式サイトのストーリー紹介を引用しようと思ったら、このストーリー紹介、なんでか知らんが、無理やりジュード・ロウを主役にしようとしている?
まあ、それは置いといて、僕が見た『ハッカビーズ』はこんな話。
自然保護団体の支部長である、アルバート。彼は、一日に3回も同じアフリカ人に出遭ったことに疑問を持ち、「哲学探偵」を訪れ、自分を探偵することを依頼する。そして彼は、夫婦二人組みの、おかしな哲学探偵に付きまとわれ、身の回りを調査されることになる。
その彼の身の回り、というのは、自分が自然保護団体の支部長のハズなのに、ハッカビーズのやり手社員でありながら、その運動に参加している、ブラッドにその座を奪われかけている。そのことによって、自分を見失い、わけがわからないような状態になっている。
そして、一方、やり手社員ブラッド(ジュード・ロウです。)の方も、アルバートの動向を探る為(?)、「哲学探偵」のクライアントとなる。これをきっかけに、アルバートとブラッド、ハッカビーズのCFモデルでもある、ブラッドの彼女、「哲学探偵」のライバル(?)の怪しいフランス女、同じく「哲学探偵」の患者である、火を消せない消防士、などの人々が入り乱れて、ドタバタ、ドタバタ・・・
と、まあ、そんな話です。
さあ、この映画の感想だけど、面白かったけど、どうも食い足りない、という感じ。
アルバートとブラッド、それに、消防士の彼が悩んでいるのは、結局、自分をどう受け入れることが出来るか、という問題の様な気がします。それを踏まえて、自分をどう表現するのか、どう自分を活かすのか、となると、こりゃあ、欧米的だぜ、って感じになりそうなんだけど、そこまでは行っていないんだよね。
まあ、そうなってしまうと、なんだか、つまらない話になってしまいそうな気もするけど、なんと言うか、彼らの悩みって、ちょっと子供っぽいのかな、と思ってしまったんだ。いや、別に莫迦にするつもりはないんだけど、彼らはなんだかんだ言って、自分のことで手一杯で、環境問題とか、本当はどうでもいいんだろうな、という気が映画を見ているうちに、してきてしまって、打ち消せなくなってしまったんだよね。そうなったら、なんだか後半、ちょっと飽きてしまった。。。
だから、ラストで抱き合う、アルバートとブラッドに、白けてしまったよ。
まあ、僕の感じたことが、的を得ているのかどうかは、怪しいところだけど、とうも、面白いんだけど、もっと面白くなったんじゃないかなあ・・・
と思った映画でした。でも、ジュード・ロウは結構はまり役だと思うし、CFモデルからダサダサに変身するナオミ・ワッツもかわいかったよ。
では、また手紙を書きます。
今度、一緒に映画を見に行こう。
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シネマクロニクル : ハッカビーズ
→ http://marsha.jugem.cc/?eid=104
It's a Wonderful Life : ハッカビーズ
→ http://yaplog.jp/kazupon/archive/233