LM * The Letters about a MOVIE.

映画に関する君への手紙。

タナカヒロシのすべて 15分

tanaka-hiroshi_no_subete前略、久し振りです。元気ですか?

僕は、ゴールデン・ウィーク明けまでは、

忙しいかも知れない、なんて言っていたけど、

ゴールデン・ウィークが明けてからの方が、

全然忙しくなってしまいました。

しばらくは、この忙しさ、続きそうです。

 

なんだか、そんなこをと言っている間に、

見たかった映画が、みんな終わってしまったよ。

 

こういう風に、自分と関係ないところで、

世の中が進んでいる、というのを実感すると、

置いていかれてしまうようで、ちょっと怖くなってしまうな。

 

 

 

そんな生活にも、

一応、区切りの様なものがあり、

昨日は、久し振りに映画館へ行く時間が出来ました。

 

それで、見に行ったのが、「タナカヒロシのすべて」。

 

ところが・・・

 

思いっきり眠ってしまいました。

決して、「タナカヒロシのすべて」がつまらなかったわけではないよ。

 

だって、僕の記憶に残っているのは、

『エレニの旅』の予告編だけなんだ。

 

 

『エレニの旅』の予告編を見ながら、

 

世界中にたくさんの人が生きていて、

そういう人々が触れ合うかぎり、

いろいろな物語が生まれてくる。

 

でも、触れ合わない人同士には、

どんな物語が生まれてくるんだろう?

そんなもの、生まれてくる余地が無いんだろうか。

 

僕と君の物語はいったいどうなるんだ?

 

 

と、思ったのは確かなんだ。

それで、次に気づいたら、

スクリーンでは、宮迫博之西田尚美が並んでました...

 

タナカヒロシのすべて」、

ラスト15分しか、見ることができませんでした。

 

なんだか面白そうな映画だったよ。

見ている人達、とてもウケていたし...

ユン・ソナがお弁当売ってました。

 

 

そうして、映画館を出ると、

朝のうち、降っていた雨も上がり、太陽がまぶしかった。

 

少しだけ、寝不足を解消した僕は、

また本屋に寄って、家に帰りました。

 

 

また、手紙を書きます。

今度一緒に映画を見に行こう。