LM * The Letters about a MOVIE.

映画に関する君への手紙。

ダイヤモンドは傷つかない

ダイアモンドは傷つかない (講談社文庫) ダイヤモンドは傷つかない [DVD]

前略、元気ですか?
今日は自分が小学生の時のことを、
ちょっと書いてみようと思います。

小学生の頃は時間があったので、
毎週、地元の図書館へ通って、
借りられるだけの本を借りていました。

その頃って、いろいろな文学賞が、
新設されたりしていた頃で、新しい若い作家が、
いろいろ登場していました。
で、僕はなぜか、そういう○○新人賞受賞!
みたいな小説をかなり読んでいた気がします。

中には、映画化された作品もありました。
「ダイヤモンドは傷つかない」
でも、当時の僕に判るとは思えないし、
こんな小説をどういうつもりで読んでいたんだろう?

ただ、背伸びをしたかっただけなのかな。

結構、感覚的に読んでいた気がします。
判るにしろ、判らないにしろ、そこには、
自分が今まで、想像したことも無い、
シチュエーションが描かれていて、
もちろん経験したこともないような、人の心理が描かれている。
それが面白かったのかな。

ちなみに、この「ダイヤモンドは傷つかない」は、
藤田敏八監督で、すごーく若い田中美佐子が出ています。
エンドロールで、「田中美佐子(新人)」と書いてあった気がします。

予備校生の女の子と、
かなり歳のいった予備校の教師の恋愛の話です。
早稲田大学がモデルになっていて、
なんか、早稲田には、夜通し歩きつづける!みたいなイベントが、
あるらしいんですが、クライマックスに、そのイベントのシーンが、
来ていて、なんか意外に爽やかさを感じさせる終わり方でした。

でも、こんな話、
小学生に判るわけないよね。
なんか、変な小学生だったのかな、僕って。

でも、別に判らないものを、
読んじゃいけない、なんてことは、
全然ない筈だし、そうやっていろんな事に興味を持つことから、
いろいろな事が始まっていくんだよね。

藤田敏八監督の映画は、
ちょど僕が小学生から中学生になる頃に始まった、
テレビの深夜放送で、良く放送されていて、
僕にとっては、正に憧れのオトナの世界で、
結構印象に残っているものがあるんだ。
この辺の映画の話もそのうちするかも知れません。

■goo映画
十八歳、海へ
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD19002/index.html

もっとしなやかに、もっとしたたかに
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD18968/index.html

危険な関係
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD18818/index.html

というわけで、
今日はこの辺で。

また、手紙を書きます。
今度、一緒に映画を見に行こう。

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ひのひかり : ダイヤモンドは傷つかない
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