運命の出会い?
よっ、まいど!
と、大阪の人の真似で始めてみました。
今日、2通目の手紙です。
今、梅田にあるネットカフェでこれを書いています。
僕が、『世界の中心で愛をさけぶ』ことは多分ないだろうけれど、
大阪の中心で手紙くらいなら、書いてみたりする。
なんんちゃって。
(梅田は位置的に大阪の中心とは言えないかも・・・)
大阪府立中央図書館、というところに行ってきました。
何をしに行ったか、というと、
今朝の君への手紙に書いた、
3本目の謎の映画が何か、を調べに行ったんだ。
昼飯を食べた後、
降りるべき駅だけを調べて、さっそく図書館へ向かって出発。
地下鉄の駅を出てみるとそこは、郊外でした。
高速道路のインタ・チャンジくらいしかない、
という感じで、車以外の交通手段で行くことはもう無いでしょう。
そんなところに現れた図書館は、
なかなかの規模で、1F~4Fまで、開架式の書架があり、
そこに置いてなくとも、地下の書庫にあるかも知れません、
というところ。
僕の手掛かりは、
映画/恋/出会いそうで出会えない/すれ違い/
ヨーロッパ/パン屋の街角
と言ったところかな。
いろいろ、やりました。
まずは、過去の新聞記事を検索。蔵書も検索。
映画本を片っ端から見てみる。
僕がその著作を読みそうな作者で、
映画について語りそうな人の本を片っ端から読んでみたり。
開架の方に置いていない本も、司書の人に持ってきてもらったり。
徒手空拳とはこのことか、と思ったよ。
だいたい、いつ頃の映画なんだ?
僕が学生の時、つまり、10年以上前に、
書かれた文章で、紹介されていたんだから、
少なくとも、1995年よりも前。
でも、新作映画の紹介とは限らないから、
どこまで遡れば良いのかもわからない。
ああ、僕にも、ムネーモシュネーがあったらなあ。
だけど、ついに、見つけました!
僕は見たことが無い映画でした。
しかも、映画を見つけただけじゃなく、
僕が読んで記憶に残っていた文章そのものまで見つけたんだ。
(出典はまだナイショ)
(前略) ・・・。『○と○』で有名なフランスの監督○○ー○゛・○○ー○○の『○○・○○』という作品である。
行きずりの男女の愛をおシャレに描く彼の自伝的作品で、今回もまた、人の出逢いの絵模様を美しく、温かく、素敵に描いている。
一枚の写真から始まるこの物語は、主人公○○ー○○がある女性と出逢うまでを描いており、しかもそれは、彼らの祖父母の代から三世代にわたって、まるで約束されていたかのように出逢うのだから、観ているほうとしては気が気でない。
○○ー○○家と彼女の家とが何度も交錯しながらも混乱することなく、ただひたすらにスレ違うこの男女を、「なんとか早く出逢わせたい」と運命の女神になった気さえするのも不思議である。
ラストシーンでやっとお互いの目と目が合い、「こんにちは」と初めて言葉を交わす二人を見て、誰がこれを「偶然の出会い」と想うだろう。ここまで観てきた誰もが、これを”もったいないお仕組み”と想うに違いない。
出逢いはすべて必然だと想ったほうが、出逢ったその瞬間を、出逢ったその人を、大切に考えていくことができるのではないだろうか。
(後略)
この文章の作者は、女性で、この映画のビデオを、
公私にわたって親しいらしい女性の誕生日にプレゼントする、
という内容でした。
どう?
これは見たくなると思わない?
でも、僕と同じ気持ちを君にも、
味わってもらおうと、悪趣味なことを思いついたよ。
ヒント
・とっても有名な映画監督です。
・映画が作られたのは、1974年。
・DVDは発売されていないみたい。
・ビデオは出ています。
・上の文章が載っている本は、実は僕が今までに君に送った、映画についての手紙の中で触れたことがあります。(驚き!僕の記憶の中では全然つながっていませんでした。)
・朝、パンを買いに行く時にもすれ違う、というのは、僕が上の文章を読んで勝手に作り上げたイメージだったみたいです。(フランス→フランスパン→爽やかな朝。焼きたてのフランスパンの紙袋を抱えてすれ違う男女・・・)
※この映画をメインに、ブログの記事を書いている人がいたら密かにトラックバックして共犯者になってもらおうかと思って、軽く検索してみたけど、どうも見つからなかったです。この映画監督の作品のひとつとして触れている人がいたんですが...
君の回答、待っています(笑)
いつかこの映画を一緒に見ようよ。
これから、時間が合えば、何か映画を見て帰ります。
それでは、また手紙を書きます。