LM * The Letters about a MOVIE.

映画に関する君への手紙。

ウッディ・アレンを見なくちゃ

元気ですか?
僕は、一応元気だけど、ちょっと睡眠不足。
夜中にネットで遊びすぎかな。

この前、『コーラス』を見たとき、
さよなら、さよならハリウッド』という映画の予告編が流れました。

■公式サイト
http://www.nikkatsu.com/movie/sayonara/

ウッディ・アレンの映画です。
もうすぐ公開なんです。これは、見なければなりません!
今日は、この映画の公開を前に、
ウッディ・アレンの映画について、ちょっとだけ。

僕が、初めて見たウッディ・アレンの映画は、
『カイロの紫の薔薇』という映画です。
この映画を見た時の事は、前に書いたよね。

最初の手紙 : LM * The Letters about a MOVIE.
http://letters.cocolog-nifty.com/movie/2005/01/post_2.html

photo
カイロの紫のバラ
ミア・ファロー ジェフ・ダニエルズ ダニー・アイエロ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2008-05-23
おすすめ平均 star
star映画ファンであることの幸福感を認識させてくれる傑作
starこの手の作品は朝飯前か

by G-Tools , 2008/04/09

* * *

まだ学生の時、名古屋に住んでいた時のこと。
ある時、なかなか素敵な女の子と知り合いました。

この女の子とは、友達の後輩の友達、
という関係で、初めて会った時は、
僕の友達と、この女の子の友達と、4人でした。
最後に帰るときに僕は勇気を出して、電話番号を聞きましたとさ。

そんなこんなで、この女の子と、
2人で映画を見に行こう、ということになりました。

何を見たら良いんだろう?
僕は考えました。名古屋にもたくさん映画館があって、
いろいろな映画をやっています。
彼女の好みのものを見ても良いんだけど、
知り合ったばかりでよく分かりません。
ちなみに、その時僕が知っていた彼女のデータは、
血液型がB型で、好きなプロ野球チームはヤクルト。
好きな選手は、ギャオス内藤
服の趣味は、ちょっとかわいい感じかな。
という程度。

悩みに悩んで、僕が選んだ映画は、
ウッディ・アレンの「私の中のもう一人の私」。
結局、自分が見たい奴を選んだわけです。
その時に公開されていた映画には、
もっと外に話題の映画もあり、その方が無難だったけど、
自分が見たくも無いのを見るのは相手に悪いような気がしたんです。

さて、いざ、当日がやって来ました。
この映画をやっている映画館は、ヘラルドとかいう映画館で、
映画館の上がボーリング場になっているところです。
地下鉄で、この映画館へ行こうとしたんですが、
地下鉄の駅から微妙に距離があるんです。ここ。
しかも近くにいくつかの線があり、どこの駅で降りれば良いか、
ちょっと迷いました。そして、結局、僕が選んだ駅は、失敗だったようです。
結構、映画館まで距離がありました。
かなり歩いて、お互い、微妙な疲労感とともに、映画館の入り口に。

・・・、終わってました。
・・・・・・、もうやってませんでした『私の中のもうひとりの私』。

彼女は、「もう、疲れた」、
と言って、怒って帰ってしまいました。

ところで、この女の子は君です。覚えていますか?

この時、僕はもう、
君に嫌われてしまったと思い、お先真っ暗、になりました。

それで、僕がこの失点を回復する為に、
どういう作戦をとったか、それは君だけの胸にしまっていおいてくれ。

なんて、言ったりして。

* * *

ウッディ・アレンの映画で、『アニー・ホール』という作品があります。
1977年のアカデミー賞を取っています。
僕はこんな経緯でこの映画を見ました。

ある時、学生時代の友達のO君が、
僕のところに、彼女を連れて遊びに来ることになりました。

その彼女というのは、O君が通う、英会話教室の講師で、
シカゴからやってきたアメリカ人。アリソンという名前でした。

2人は、名古屋からはるばる車でやってきましたが、
O君の方に急用が出来て、車を残し、
新幹線で帰ることになってしまいました。

それで、僕は、残されたアリソンと2人、
浅草に行ったり、ごはんを食べたりしました。
アリソンは、下北沢に妹が住んでいて、
その妹の部屋に泊まることになっていたんだけど、
妹さんがなかなか帰ってこなくて、待っている間、
2人でビデオを見たりしました。

その間、会話は全て、英語。

僕は、そんなに英語が得意じゃありません。
映画の話をしても、僕がウッディ・アレンが好き、
ということが伝わるのに、5分以上かかりました・・・。

そのうち、ウッディ・アレンの作品の中で、
どれが一番か、という話になり、

僕は『カイロの紫の薔薇』。
彼女は『アニー・ホール』。

でも、実はお互い、
相手が言っている映画を見たことが無い、
ということが分かるのに、30分以上かかりました・・・。

そんなことがあった1週間後、
ふと見ると、銀座の映画館で、
ウッディ・アレン特集をやっていました。

突然、『アニー・ホール』もメニューに入っていて、
そこで、僕はこの映画を見ました。
こうして見たこの映画はとてもおもしろかった。

photo
アニーホール
ウディ・アレン ダイアン・キートン トニー・ロバーツ
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント 2005-02-04
おすすめ平均 star
star買いです。
star何度も繰り返し見れる映画
starセリフに・・・
star小さな幸せ

by G-Tools , 2008/04/09

* * *

こんどの、『さよなら、さよならハリウッド』。
予告編を見る限りでは、ウッディ・アレンの魅力一杯です。
とても楽しみです。

では、また手紙を書きます。
こんど、一緒に映画を見に行こう。

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ツボヤキ日記★TSUBOYAKI DIARY : ■さよなら、さよならハリウッドHOLLYWOOD ENDING ★ウディ・アレン
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FM'P : さよなら、さよならハリウッド
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