月とキャベツ
前略、元気ですか？
今週は、朝は８：００とか、８：３０から、
夜は日付が変わるまで、目一杯仕事という、
ハードスケジュール。
とても眠いよ。
仕事中のいつ眠りに落ちても、不思議じゃない。
今日も、さっき帰ってきたところで、
もう２：３０です。この前 と同じようなパターンだね。
この前と同じように、帰ってきて、テレビを点けたら、
「月とキャベツ」という映画を放送しています。
これは、歌手の山崎まさよしが主演の映画です。
なつかしい。
今、山崎まさよしと、
たけし軍団のダンカンが会話しています。
ダンカン、なんか良い雰囲気です。
山崎まさよしが演じるミュージシャン、花火が、
ヒバナという不思議な女の子と出会う。
そして、ヒバナとの出会いが、
かつては人気ミュージシャンだったのに、
今は田舎に引っ込んでくすぶっている花火の心が、
動き始めるきっかけになる。
映像がきれいで、山崎まさよしの歌もきれい。
今、テレビの画面では、花火とヒバナが出会い、
花火の家にヒバナが押しかけて来たところです。
確か、この映画の中で、
山崎まさよしは、ピアノの弾き語りで、
『One more time, One more chance』を歌っています。
この人は、ギターもすごいけれども、
ピアノの弾き語りもなかなかのもんんだね。
今、画面の中では、ヒバナと花火が会話しています。
宇宙のヒミツは
ちみつな
はちみつ
って何これ？
宇宙のヒミツは、ちみつな、はちみつ、なんだよ！
花火とヒバナ。
宇宙のヒミツはちみつなはちみつ。
こういうのを聞くと、昔読んだ漫画を思い出します。
プラトニックな交際したい。
プラスチックな絞殺死体。
この映画とは何の関係もありません。
会話はまだ続いています。
いつか花火の曲で踊りたかったんだ～
ダンスには合わないだろ
そんなことないよ。わたしがやっているのは創作ダンス。
どんな曲でも自由に踊れるんだよ。
そうだった。この先、
花火は、ヒバナの創作ダンスの大会の会場で、
不思議な経験をすることになります。
映像と言い、音楽と言い、それらが作り出す雰囲気と言い、
とても良い感じの映画だったけど、僕は、創作ダンスというのが、
なじみがなくて、なんかとてもダサい気がしたんだ。
僕が創作ダンスというものを全然知らないだけだと思うけど。
あ、コマーシャルになった。
パット・メセニーが大阪公演するらしい。
行きたいな～。
山崎まさよし演じる、花火は、怒ってばっかりなのに、
ヒバナは、強烈な意思や感情を見せることはない。
でも、どんどんヒバナは花火の心に入り込んで行きます。
今、２人は、キャベツのステーキを食べています。
うまそう。
音の鳴らないオルガンって花火みたい
あたしには、花火の曲が永遠に残ってる
永遠なんて死んでから分かることだろ？
やっぱりこの映画の会話、結構良いね。
花火の友人役の鶴見辰吾も、ダンカンと並んで良い感じ。
あ、ヒバナが倒れた。
と思ったら、
かぼちゃのかわりに、スイカでハロウィンの、
顔のちょうちんみたいな奴を造ってる。
うーん、今日のこの手紙が、
まともに結末がつくことはきっとないだろう、
という気になってきました。
お前さあ、ホントの名前なんていうの？
ヒバナ！
あたしは、花火がいる限り、ヒバナなの。
まともに終われそうにないので、
今日はこの辺で終わりにしようかな。
今は、山崎まさよしがピアノをひいています。
床にどかっとあぐらをかいて聴いているヒバナ。
また、手紙を書きます。
花火の夏休みは終わるんだね。
わたしの夏休みももうじき終わっちゃうな～
夏休み、夏休み・・・・・
今度、一緒に映画を見に行こう。
どうも、うまくないんだよなあ。転調したいんだよ。
転調？
さっきさ、こ～うやってたじゃん？あれって何なん？
地球の鼓動！
おやすみ。
あ、映画終わっちゃった。
いつの間にか２時間経ってしまいました。
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とろたまなの珈琲飲中毒：映画『月とキャベツ』
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