花とアリス hana and alice
前略、元気ですか?
「花とアリス」のDVDを見ました。
とても良かった。面白く、美しい。
でも、ネットでとても良いレビューを見つけてしまいました。
裏の窓から眺めてみれば だから映画はやめられない by 谷川善久
→http://uramado.cocolog-nifty.com/uramado/2005/03/post_6.html
こうしたもろもろはすべて、本作のテーマ……願望を成就させるためのウソ、そこで気づく本当に大切なもの、思い通りにいかないからこそ感じられる人生の“おかしみ・かなしみ”、「誰かの日常のすぐそばで、誰かが一大事を迎えている」という事実
うん。こんなにうまく言い表されるとと、
もう他に言うことは無い、と思ってしまいました。
甘い、女の子を美化しすぎだなどといわれそうな、あくまでオトナのオトコの目線で作られた作品であり
女性である君は、この作品を見てどう思うんだろう。
オトコの目で美化されている、とやっぱり思うんだろうか?
機会があったら聞かせて下さい。
僕の印象に残ったシーンは・・・
4月。
はじめて、
高校の制服を着て、
登校するハナとアリス。
咲き誇る桜の中。
---
夏が来る前。
海を訪れたハナとアリス、宮元の3人。
ハナの嘘が元で構築された三角関係。
風に飛ばされたトランプに、
アリスが構築する虚構の世界。
ねえ、なんかあの日と一緒じゃない?
ほら、あの日も風にトランプ、飛ばされてさ。
ゲームやったの覚えてる?
ハートのA先に見つけた方が勝ちって。何賭けたんだっけ?
そして、アリスの口からこぼれる言葉。
じゃあねえ。
今日からマーくんはあたしのもの。
ハナは別れて。
---
オーディションの場。
バレエを踊るアリス。
ゆったりとした音楽をバックに表現される躍動感と美しさ。そして、静寂。
それは、とてつもなく、すがすがしいシーンでした。
今日は、これで終わりにします。
この映画にやられ、
さらに、紹介したレビューの素晴らしさにやられてしまいました。
また、手紙を書きます。
今度、一緒に映画を見に行こう。